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しばらくJaguarの話題が続いたが、まだ完全にOS10.2に移行したわけではない。PowerForce G4 450(473にクロックアップ)&メモリインタリーブONでOS9.1常用という希望はまだ実現できておらず、何かマシンを安定させる方法はないかとずっと考えていた。ふと、Finderの使用メモリを増やすという手があったのを思い出した。そういえば、前に一度通常の3倍に増やして以来ずっとそのまま使っていたが、これをもっと上げてみたらどうなるんだろう? とにかくやってみよう。

Finderの使用メモリサイズは、通常のアプリケーションのように"情報を見る"で変更することはできない。ResEdit等を使って、Finderファイルのリソースを変更することが必要だ。


(1)システムフォルダの「Finder」ファイルをどこかにコピーする。

(2) ResEditを起動してコピーした「Finder」ファイルを開く。

(3)「SIZE」を開き「ID:-1」を開く。

(4)ウィンドウの一番下にある「Size」および「Min size」を変更する。

(5)保存して、ResEditを終了する。


 
 
 

使用サイズを変更した「Finder」ファイルができたら、次にシステムフォルダ内の「Finder」ファイルと交換する。単純に上書きコピーしてしまってはいけないようだ。

(6)システムフォルダを開き、「Finder」ファイルをゴミ箱かどこかのディレクトリに移動する。システムフォルダ内にあるいくつかのフォルダのアイコンが、普通のフォルダアイコンに変わる。

(7)使用メモリサイズを変更したFinderファイルをシステムフォルダに移動する。他のフォルダのアイコンが元通りになれば成功。

(8)マシンを再起動する。

Finderの標準割り当てメモリは939008バイト(÷1024=917KB)で、この3倍ぐらいに設定する例がよく紹介されている。Min sizeについてはサイトによりまちまちだが、Sizeと同じに設定した方がいいと書いてあるサイトが多いようだ。
実際にSizeを3倍の"2817024"にしてみるが、いっこうに変わった感じはしない。サイズを増やして再起動してしばらく使ってみる。さらに増やして再起動して・・・と繰り返していくと、5倍を超えたあたりから何となく変わってきた様子。さらにサイズを増やす。途中から面倒になって10倍ずつ増やしていく。結局、50倍の"46950400"まで試してみた。50倍までくると、さすがに標準設定と比べて明らかに安定した感じがわかる。

言うまでもないことだが、起動中常に稼働しているFinderの使用メモリを増やすということは、それだけアプリケーションが使用できるメモリが減るということである。標準設定と50倍設定の違いは917k×49=44.9MBもあるのだ。搭載しているメモリ容量とよく相談して、一番効率のいい設定にするのがよいのではないかなと思う。


肝心の安定度については・・・残念ながらまだ常用可能なレベルにはならない。以前よりはマシになった程度だ。PM7300の方に問題があるのだろうか。PowerForce G4 450をメモリインタリーブONで使用すること自体、あきらめた方がいいのかもしれない。

【2002.9.28】

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